何かのために sengoku38の告白
一色 正春 昨年9月に起こった尖閣諸島問題で、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしてくるビデオをyoutubeに公開した元海上保安官の一色正春氏の著書です。
尖閣諸島問題は、非常に重要な外交問題でありながら、近頃は全く報道されなくなりました。
先日、中国の海軍飛行機が尖閣諸島上空に接近し、航空自衛隊が緊急発進していたというニュースを目にした方もいると思います。
が、このニュースさえ、すぐに他のくだらないニュースにかき消されてしまいました。いえ、意図的に葬り去られたのでしょう。
このブログに政治問題を書き始めてから、ずっと感じていた、日本を取り巻く状況の深刻さ。
メディアが既に制圧されているといっても過言ではない今現在、毎日繰り返される報道は公然と行われている洗脳に他なりません。
日本は最早トロイの木馬のように、内側から食い破られるのをまっているのだと、ずっとそう感じてきました。
とはいえ、日本はまだまだ安全で平和な国のように思えます。
こんなことを書いてもピンとこないどころか、嫌悪感さえ抱く人たちもいるだろうと、書こうか書くまいか悩みました。
それでも、こんな人の殆どこないブログでも、今は一人でも多くの人にこんな考えもあると知ってもらう方が先決だと思ったのです。
知ることで、それまでと違う視点を持つことが出来るから。
違う視点を知ることで、今まで疑問を感じずに流していたことが、心に引っかかるようになることを願って。
先日、ジャーナリストの木村太郎氏が「日本でK-POPは流行っていない、もはや洗脳報道だ」と発言しました。
それに対し、韓国政府は反論、フジテレビは謝罪しました。
私に言わせれば、政治的な力も持たないたかだか一国のジャーナリストに反論したことこそが、「洗脳報道」であることを証明してしまったようなものです。
今や日本は、メディアを通じて本当のことも言えない国になってしまいました。
一色氏も、著書の中で逃げも隠れもせず、コメントを発表したかったが、何故かその自由は無かったと書かれています。
よっぽど「本当のこと」が表に出るのが、今の民主党政府にとって都合が悪かったということでしょう。
また、尖閣諸島問題が起こったとき、石原都知事が「海上保安官が殉職したという噂もある」とテレビで発言しています。
都知事がこのような情報源の不明確な発言をすれば、いつものメディアならこぞって叩くところ、このことについては深追いせず、黙殺しました。
ネット上では、この「保安官殉職」の噂がまこと密やかに流れていたのですが、このことについても一色氏はビデオを見た上で、「殉職までは行かないが、海に転落、もしくは負傷はかなり信憑性があるのではないか」と書かれています。
今回、石原都知事が次期都知事選に出馬しないことを表明したのも、これまでの数々の「発言」が何か裏で影響しているのではないかと危惧しています。
私自身は、石原氏を支持できない部分も多分にありますが、2番じゃだめなんですか発言の人物が都知事など、考えるだけでも恐ろしいです。
まだ、書きたいことはありますが、長くなってきたのでこの記事はここで終わりにします。
最後に一色氏の著書から、一番共感できた部分を抜粋しておきます。
「一人ひとりが私利私欲を捨てて、この国の未来のため、子供たちの未来のため、この国のシステムを根本的に変えていかねばならない」
※追記
この本の中で、一色氏は中国が尖閣を狙う目的のその先に、沖縄本島があることを明記されています。
「まさか」と思われるかもしれませんが、中国の2chに当たるような掲示板サイトでは、対日本のスレッドなどで「琉球奪還」などの文字が目立つことも事実です。
なぜなら、彼らが中国という国にそのように教育されてきたからです。
領土問題で前例を作ってしまうことが、どれだけ国益を損なうことか、日本の未来にどれだけ脅威となるのか、大変分かりやすく書かれています。
(というか、ビジネスでは常識であることが、何故外交で出来ないのでしょうかこの国は)
たくさんの方に是非読んでいただきたい本です。
この本を読まれてから、「長野 聖火リレー」などで検索すればたくさんの情報が出てきますので、一度動画などを見ておくことをお勧めしておきます。