逍遙録

− ここよりはじまる −
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# とある心理学実験
以前、オリンピックの偏向報道について書きました。

テレビというのは本当に恐ろしい道具で、あたかも映されていることが真実のように錯覚してしまうものです。
特に、この日本では「疑う」ということ自体あまり歓迎される素養ではありませんから、尖閣諸島問題で各局が論点を摩り替えて、あたかも「情報が流出したことが問題」であるかのように振舞うと、一度も疑念を抱いたことのない人は「そうなんだぁ〜」ぐらいにしか興味を持てないことでしょう。
私もその一人だったと思います。

オリンピックで何かがおかしいと感じたとき、頭に真っ先に浮かんだのが「スタンフォード実験」でした。
これはいろんな意味で有名な心理学の実験の一つです。
詳しくはウィッキーさんで見ていただくとして、人間は社会性の生き物なので、看護師の制服を着れば看護師らしく、警察官という服を着せられたら警察官なりに、そして日本人という役割を着せられたら日本人なりに振舞うということです。

一生のうちに、自分が「日本人というアイデンティティ」を持った存在であることなど、本当に強く意識する人がどれくらいいるでしょうか?
多くが、そんなこと気にしたこともなく、知らず知らずのうちに「そのように振舞うようになる」んです。

それなのにあの時、この国の報道は明らかに日本人の顔をしていませんでした。
ましてや、報道なんて商業ベース。
もっとも需要があって、稼げるはずの報道のやり方からそれて、他国の選手を賛美し続けるこの国の報道には、何ともいえない気味の悪さを感じました。

少しでも心理学や社会学をかじったことのある人なら、少しいつもの報道を視点を変えてみるだけで、一体この国がどうなっているのか、その異常さに気づくと思います。

私の友人たちも、多くが母親になりました。

その友人たちがもしここをまだ見てくれているのなら、もし、まだ今のこの国の全てを信じているのなら、少しでも気づいて欲しいです。
10年、20年後、子供たちに私たちが過ごしてきた日本という国を残していたいのなら。


どうでもいいですが、オリンピック記事を書いてから、このしがないブログにもスパムコメントが着くようになりました。
こんな更新頻度の低すぎるブログ、気にして頂かなくてもよろしいのに。
気づいてから削除してますが、面白いことにいつも「ある特定地域」からご投稿いただいております。
こういうの見ると、ほんとなんだなーって思うよ、つくづく。
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